2011年5月20日金曜日

投稿採用

私は感じたことを胸の奥にしまいこんでおくことが、なかなか出来ない性分です。次の投稿をする時も「憎まれるのでないの」と忠告をいただきました。
   福島民友 2011年5月7日 「窓」に採用
 相馬市 佐久間清登 86歳 無職
 私の家は津波の被害を受けた所から約5キロ山の手にあり無事でしたが、今もって放射能が気になる毎日です。
去る4月30日、組長さんから「被災者支援のお米、水、リュックサックが届いているから取りに来て下さい」と電話がありました。「うちは何も被害がなかったので要りません」とお断りしたところ、「引き取っていただかないと困るんです。先ほど区長さんが隣組15軒分、うちに置いていったので」とのこと。
 組長さんを困らせても悪いと思い、米10キロ入り1袋、水1リットル入りペットボトル2本、リュックサック1個をひとまず受け取り、自宅に持ち帰りました。
 これは全国から相馬市に届けられた災害救援物資だと思います。家では蛇口から水が出て、それを飲んでいます。
 市役所では今、被害者の対応、復興に向けた数限りない業務で四苦八苦の状況だと思います。
それだからこそ被災していない世帯まで救援物資を届けるという、この労力を被災者に向けるべきだと思います。

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